子供の頃、「にぶい」と「のろい」の両方にまたがるような意味に使っていました。 最近、「にぶい」も「のろい」もどちらも漢字は「鈍い」である事に気づきました。 あながち間違いではなかったのかも知れません。
「のぶい」と「しわい」が使い分けらけるかどうかは甲州人かどうかを見分けるのに
使えそうです。
「のぶい」がどちらかと言えば客観的な評価なのに対し、
「しわい」は「思い通りにならず腹立たしいさま」というかなり主観的な
意味合いになります。
1/19'01加筆分
地域によっては「しゅわい」と発音するようです。
ドッヂボールで相手チームにどんくさい奴がいたら、自分には都合がいいので 「のぶ」くても「しわ」くはありません。
頭の巡りがよくて口が立つ奴はきわめて「しわい」ですが「のぶ」くはありません。
小林是綱さんから
「『しわい』と『のぶい』は客観的な状態はほぼ同じ。
本人が自覚しているのが『しわい』で、本人に自覚がないのが『のぶい』」
と教わりました。なるほどこれは明快だ。さすが!
甲州弁 | 置換 | 共通語 |
のぶい | → | 鈍い |
しわい | → | いらつく |